Wed
04/16
2008
「少女には向かない職業」
![]() | 少女には向かない職業 (創元推理文庫 M さ 5-1) (2007/12) 桜庭 一樹 商品詳細を見る |
ちょっと前に読んだ「ブルースカイ」に続き(読書メモは書いていませんが)、桜庭作品。
「えっ、ここで終わり?」と思ってしまうようなラストでした。尻切れトンボ気味ですが、印象深くもありました。
『罪を犯す側』、いわゆる加害者の目線で描かれた物語。ですが、ミステリー要素はほぼ無いです。ミステリーを期待して購入すると、確実に失敗しますー。
この作品のメインは、女の子同士の友情です。学生時代、私はやけに『友達』という存在について教師に反発した考えを持っていたものですが(「『友達』がやった事なんだから連帯責任」とか言われるの、ものすごく嫌でしたね。↑に対する反論として「友達友達って、その境界線はどこですか? 私の中では、友達ではないです」なーんて言ってるかわいくない子どもでした)、そんな子ども時代を思い出させるようなお話でした(私だけですね、ハイ)。
とはいえ、この作品の主人公の行動はどうも感情的というか、理解できない部分が多いです。つまりは、一人では何も出来ないけれど、誰かがいれば強気に出てしまうという人間の習性(?)が描かれているのかもしれませんが。
ちなみに、『罪を犯す側』目線の話なら、この作品より貴志さんの「青の炎 」がオススメです。こちらはしっかりミステリーですよ〜〜。ラストは、初めて読んだ当時は主人公の行動が『逃げ』にしか感じられませんでしたが、今となっては彼の選んだ行動も納得できるような気がします。
