2008/05/25
ナルニア国物語/第2章『カスピアン王子の角笛』
監督:アンドリュー・アダムソン
出演:ベン・バーンズ、ジョージー・ヘンリー、ウィリアム・モーズリー、スキャンダー・ケインズ、アナ・ポップルウェル 他
上映時間:150分
評価:☆☆☆☆
第1作目に比べると、大人向け度合いがアップしたかも? と思います。
カッコいい王子も出ていますしね。王子、中身はヘタレですけれど(笑)
第1作目『ライオンと魔女』は、少々「子供向け」でした。
2作目でどう来るのかというのが少し楽しみだったのですが、(原作を読んでいないとわかり辛い点もあったり、色々なツッコミどころには目をつぶるとして)大人も見られる作品になっていました〜。というか、2時間30分の上映時間があっという間でした。
さて、少し前で『王子はヘタレ』と書きましたけれど、そう思った理由はまず始まりのとある1件です。
王で会った父は死亡。その死後、幼い王子に政治はできまいと父の弟の叔父が政権を握り続けた中、叔父に待望の男子誕生! あなたが王子の立場なら、どうしますか?? まず、叔父の子が男の子か女の子かは生まれるまでわからない訳です。↑の情勢を考えるならば、叔父の子がもし男の子だったとしたならば叔父は王位を継がせたいと90%以上の確率で考えるでしょう→という事は、自分の身が危ない→生まれる子の性別が気になって仕方が無い、と私なら考えるだろうと思います。
それなのに、それなのにですよ……王子、普通に就寝中でした。
こ、こいつは……!! と、最初に思った瞬間でした。
そして、こいつはヘタレだと確信した場面が、この後すぐに訪れます。
結局、暗殺されそうになっているのにすやすやとお休み中だった王子を、王子の家庭教師的存在だった博士が、王子を起こし逃亡させるのですが、博士は王子に魔法の角笛を渡します。「ピンチの時に吹くように」という助言の元で……。
そして、逃げる王子に迫る追っ手! 不注意の為落馬してしまう王子、ピンチです!
『でも、こんな序盤でいくらなんでも魔法のアイテムを使うなんて有り得ないだろう。誰か助けに来るんだろうな』と予想していたところ、バッチリ私の予想を裏切った王子は、迷わず魔法の角笛を吹きました。
こ、この王子は……自分で頑張ろうとかそういう気持ちはないのでしょうかねぇ(笑)
さて、前作で現実世界に帰った4兄弟は、それぞれの思いの中で通常の生活を送っていたようですが、王子の吹いた魔法の角笛に引き寄せられ、再びナルニアの世界へ。
しかしそこは彼らの知っているナルニアではなく、1300年の時が進みテルマール人(人間)が魔法や自然の力を排除する為ナルニアの民をほぼ絶滅まで追いやった後の世界なのでした。
そこでまぁ、無理矢理敵陣に攻め込んだもののやっぱり失敗したり(半分は強行突破を遂行したピーターのせい、半分は自分勝手な王子のせい)、その件で王子とピーターが言い争ったりと色々ある訳なのですが、ヘタレ王子は闇に飲み込まれそうになって『復讐心』は何も生まないと知ったようです。戦いに敗れた叔父に向かい剣を振り上げたものの、結局死を与えないシーンは印象的でした。
しかしこの叔父と言うのも相当な嫌われ者だったようで、忠臣にすら裏切られている辺り、ちょっとかわいそうな気もしました。
ここでまたツッコミたい人がいるのですが、グロゼール卿。こんな中途半端な奴が将軍になれるのですかこの国は(笑)王子の叔父を裏切ってはみたものの結局王子を殺すことすらできず……それならもっと、ちゃんと仕える相手を選びましょうって。何にせよ最初に異世界への旅を申し出た彼に幸アレです。
4兄弟は、何と言うか、成長したなぁと思います。
特に、エドマンド。ピーターをよく支えています。ちょっと頼りない社長を支える副社長と言う感じです。ピーターはやけに自己主張の強い子になっていましたが、自分は一人では無いと言う事を学んだようです。
スーザンは、いつのまにか王子に恋していたようです。魔法の角笛を返すという王子に対し「持っていて。また私を呼ぶときのために」などというくだりは、「おおぅっ、いつの間に!?」と思いました。が、友人曰く『2人が初めて会った時に視線が合ったシーンで、これは!! と思った』との事でした。全く気付いていなかったのは、私だけだったようです(笑)
しかし、4兄弟のうち、ピーターとスーザンは、もうナルニアに来る事はできないとの事。その理由は深くは語られませんでしたが、エドマンドとルーシーはまだナルニアに来ることができるということを考えると、年齢が関係あるのかなぁ、とも思います。15歳を過ぎるとダメだとか、年齢で無いとすれば精神的に大人になると駄目だとか。
ベルナの戦いの辺りでは、最後の最後で(絶対にアスランが来るとわかっていても)やっぱりドキドキしてしまいましたー。数では圧倒的に負けてしまっている戦いの場合って、ホントドキドキしますよねぇ。そういう方が好きですけれど……。
どうやら、映画は第3作目もあるようです。しかし、日本語版書籍からそのまま取ったと思われるそのサブタイトルがどうも頂けません。「朝びらき丸、東の海へ」……(謎)。ちなみに、書籍の3作目原題は『The Voyage of the Dawn Treader』……何と言いますか独特の和訳センスですよね、ハイ。
とりあえず、仮にも出て来る登場人物の名前が明らかにカタカナの名前なのに、船の名前が朝びらき丸というのはないだろうと思います。ダウン・トレーダー号でいいじゃないですか〜〜。
「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
出演:ベン・バーンズ、ジョージー・ヘンリー、ウィリアム・モーズリー、スキャンダー・ケインズ、アナ・ポップルウェル 他
上映時間:150分
評価:☆☆☆☆
第1作目に比べると、大人向け度合いがアップしたかも? と思います。
カッコいい王子も出ていますしね。王子、中身はヘタレですけれど(笑)
第1作目『ライオンと魔女』は、少々「子供向け」でした。
2作目でどう来るのかというのが少し楽しみだったのですが、(原作を読んでいないとわかり辛い点もあったり、色々なツッコミどころには目をつぶるとして)大人も見られる作品になっていました〜。というか、2時間30分の上映時間があっという間でした。
さて、少し前で『王子はヘタレ』と書きましたけれど、そう思った理由はまず始まりのとある1件です。
王で会った父は死亡。その死後、幼い王子に政治はできまいと父の弟の叔父が政権を握り続けた中、叔父に待望の男子誕生! あなたが王子の立場なら、どうしますか?? まず、叔父の子が男の子か女の子かは生まれるまでわからない訳です。↑の情勢を考えるならば、叔父の子がもし男の子だったとしたならば叔父は王位を継がせたいと90%以上の確率で考えるでしょう→という事は、自分の身が危ない→生まれる子の性別が気になって仕方が無い、と私なら考えるだろうと思います。
それなのに、それなのにですよ……王子、普通に就寝中でした。
こ、こいつは……!! と、最初に思った瞬間でした。
そして、こいつはヘタレだと確信した場面が、この後すぐに訪れます。
結局、暗殺されそうになっているのにすやすやとお休み中だった王子を、王子の家庭教師的存在だった博士が、王子を起こし逃亡させるのですが、博士は王子に魔法の角笛を渡します。「ピンチの時に吹くように」という助言の元で……。
そして、逃げる王子に迫る追っ手! 不注意の為落馬してしまう王子、ピンチです!
『でも、こんな序盤でいくらなんでも魔法のアイテムを使うなんて有り得ないだろう。誰か助けに来るんだろうな』と予想していたところ、バッチリ私の予想を裏切った王子は、迷わず魔法の角笛を吹きました。
こ、この王子は……自分で頑張ろうとかそういう気持ちはないのでしょうかねぇ(笑)
さて、前作で現実世界に帰った4兄弟は、それぞれの思いの中で通常の生活を送っていたようですが、王子の吹いた魔法の角笛に引き寄せられ、再びナルニアの世界へ。
しかしそこは彼らの知っているナルニアではなく、1300年の時が進みテルマール人(人間)が魔法や自然の力を排除する為ナルニアの民をほぼ絶滅まで追いやった後の世界なのでした。
そこでまぁ、無理矢理敵陣に攻め込んだもののやっぱり失敗したり(半分は強行突破を遂行したピーターのせい、半分は自分勝手な王子のせい)、その件で王子とピーターが言い争ったりと色々ある訳なのですが、ヘタレ王子は闇に飲み込まれそうになって『復讐心』は何も生まないと知ったようです。戦いに敗れた叔父に向かい剣を振り上げたものの、結局死を与えないシーンは印象的でした。
しかしこの叔父と言うのも相当な嫌われ者だったようで、忠臣にすら裏切られている辺り、ちょっとかわいそうな気もしました。
ここでまたツッコミたい人がいるのですが、グロゼール卿。こんな中途半端な奴が将軍になれるのですかこの国は(笑)王子の叔父を裏切ってはみたものの結局王子を殺すことすらできず……それならもっと、ちゃんと仕える相手を選びましょうって。何にせよ最初に異世界への旅を申し出た彼に幸アレです。
4兄弟は、何と言うか、成長したなぁと思います。
特に、エドマンド。ピーターをよく支えています。ちょっと頼りない社長を支える副社長と言う感じです。ピーターはやけに自己主張の強い子になっていましたが、自分は一人では無いと言う事を学んだようです。
スーザンは、いつのまにか王子に恋していたようです。魔法の角笛を返すという王子に対し「持っていて。また私を呼ぶときのために」などというくだりは、「おおぅっ、いつの間に!?」と思いました。が、友人曰く『2人が初めて会った時に視線が合ったシーンで、これは!! と思った』との事でした。全く気付いていなかったのは、私だけだったようです(笑)
しかし、4兄弟のうち、ピーターとスーザンは、もうナルニアに来る事はできないとの事。その理由は深くは語られませんでしたが、エドマンドとルーシーはまだナルニアに来ることができるということを考えると、年齢が関係あるのかなぁ、とも思います。15歳を過ぎるとダメだとか、年齢で無いとすれば精神的に大人になると駄目だとか。
ベルナの戦いの辺りでは、最後の最後で(絶対にアスランが来るとわかっていても)やっぱりドキドキしてしまいましたー。数では圧倒的に負けてしまっている戦いの場合って、ホントドキドキしますよねぇ。そういう方が好きですけれど……。
どうやら、映画は第3作目もあるようです。しかし、日本語版書籍からそのまま取ったと思われるそのサブタイトルがどうも頂けません。「朝びらき丸、東の海へ」……(謎)。ちなみに、書籍の3作目原題は『The Voyage of the Dawn Treader』……何と言いますか独特の和訳センスですよね、ハイ。
とりあえず、仮にも出て来る登場人物の名前が明らかにカタカナの名前なのに、船の名前が朝びらき丸というのはないだろうと思います。ダウン・トレーダー号でいいじゃないですか〜〜。
No title
映画を見てから本を読み始めたのですが、和訳の不自然さに4ページでリタイヤしそうです。
朝びらき丸~~も買ってしまいましたが、実は私もこのタイトル納得いきません。
他の人が訳したものはないものかと思っています。私だけなのかとへこんでいましたので、このページを見て少し安心しました。
No title
はじめまして。検索からのご訪問、ありがとうございます。
『朝びらき丸』に違和感を感じていたのは、私だけではなかったのですね〜。私こそ少し安心してしまいました(笑)
ちなみに私の場合ですが、日本語訳にストレスを感じたら、いっそ原書で読む事にしています。←といっても、児童書の場合だけですが……。ナルニアは文章も読み易いですし、原書の方がオススメですよ〜。